無駄のないあがき

男子大学生がジタバタしています。

もし、TSUTAYAの18禁コーナーにアパレル店員みたいな店員がいたら

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TSUTAYAの18禁コーナーに行ったことはあるだろうか。

 

 

18禁と書かれた暖簾をくぐると、

そこにはアダルトなDVDが所狭しと並べられている。

 

いわゆるTSUTAYAの普通のゾーンと違い、和気あいあいと観る映画を決めている家族やイチャイチャしてんじゃねえ!!ムカデ人間とか借りて気まずくなっとけ!!と言いたくなるようなカップルはいない。

 

まさにそこは戦場。紳士たちの狩り場。

 

張り詰めた緊張感の中、数多の紳士が真剣なまなざしでDVDをチョイスしている。

そのまなざしはまるで、築地の競りでマグロを吟味するバイヤーの如しである。

 

たまにワイワイ騒ぎながら入場してくる輩がいる。特に男子大学生の集団が多い。

あんなものはマナー違反である。

 

TSUTAYAの18禁コーナーはミサ中の教会と同じように神聖かつ静粛にしなければならない空間であり、「これwwwwwみてwwwwアブノーマルすぎwww」なんてパッケージを指さし大声を出した日には、まなざし築地のバイヤーの如し紳士たちに丑の刻参りされるのだ。

 

自分の世界に没頭し、夜を共にする伴侶を静かに見極めるのがTSUTAYA18禁コーナーにおけるマナーなのである。

 

前置きが長くなってしまったが、本題に入ろう。

 

 

では、もしそのような神聖な空間にTSUTAYAの店員がいて、

そいつがアパレル店員のように積極的に話しかけてくる奴だったらどのような事態になってしまうのか考えていきたい。

 

 

店員「いらっしゃいませ~~!!!!!!」

 

試合開始のゴングとともに、いきなりのアッパーである。

 

自分が18禁コーナーに入場したことがwelcomeされたこともまず恥ずかしいし、

既に入場している他の紳士たちに「おや、仲間が増えたようですね・・・」と思われるのも恥ずかしい。

 

この時点で既に心中穏やかではないが、とりあえず伴侶を探すため心を落ち着かせながらDVDを物色する。

 

 

店員「あの~何かお探しのものとかありましたらお声かけくださいね~~!」

 

 

馬鹿か!

仮にお探しのものがあってもお前に言えるか!

初対面のお前に己の性癖をあっぴろげにする義務はな~い!

 

心の中では店員をボッコボコにしているが、あくまでも私はアガペーに満ち溢れたジェントルマンであるため、

笑顔でお礼を申し上げ軽くジャブをかわそうと試み、なお物色を続けるのである。

 

しかし、奴らの鬼の積極性をなめてはいけない。

隙あらば話しかける機会を狙っている。まるで腹をすかせたチーターのように。

 

店員「あ~それ今流行ってて~うちでの貸し出し結構多いんですよ~~。冬ってなんだかんだやっぱり温泉入りたくなるじゃないですか~、なんで温泉ツアーものを借りてくかたって結構多いんですよ~」

 

あ~そうですかそうですか。なんだかんだに凝縮された背景もよく分からないし、自分は「温泉はいりてえ、だから温泉ツアーものを借りよう」などと言った曖昧なロジックでこれを手にとったわけじゃない。思いがけず流行に乗ってしまったのは不本意ではあるが、自分は単純にこの女優が好きなのだ!!!

 

店員「もしよかったら、視聴してみます???あちらが視聴室になってるんで!」

 

いつの間に視聴室なんかできたのか!!!TSUTAYAすげえ!!!!まさにイノベーション!!

 

店員「持ち込みが3点まで可能なんで、他に気に入ったものがありましたらそれも一緒にどうぞ!!」

 

あ、そうなんですね・・・じゃあ、これとこれと~。

完全に店員のペースにのせられているのは分かってはいるが、

自分の中の悪魔と天使のアルマゲドンは「いいじゃん、店員にのせられちゃいなよ」と囁く悪魔がやや優勢である。

 

店員「じゃあ靴を脱いでいただいて・・・あ、あと一応時間制限が5分になってます~何かありましたらお声かけください!」

 

店員の手でカーテンが閉められる。

 

それにしてもTSUTAYAに視聴室ができたなんて驚きだ。時間制限はあるものの、これによって外れを引く確率はグンと減る。

 

そう。私は今、イノベーションの恩恵に預かっているのだ。イノベーションの恩にマスターベーションで報いるのだ。

 

しばらくするとまた店員が声をかけてきた。

 

店員「どうですか??良さそうですかね??ちょっと一回見せてもらってもいいですか?」

 

見せてもらうってどういうことですか、と思いながらもやはりプロである店員の目線から自分にあったDVDであるかどうかを確認してもらいたいという願望が勝る。悪魔が言った。

 

「カーテンを引け」

 

私は言われるがままにカーテンを引いた。

 

店員「あ~~~~すごいお似合いです!!!!このDVDがこんなに似合うお客様は初めてです!!!!特に温泉ツアーのDVDなんか、もうお客様のために作られたのかってぐらいに合ってます!!」

 

似合うかどうかは視聴室に入る前の時点で分かるだろとか、いや似合うってなんだよ失礼かよ、という考えが一瞬よぎるが、褒められてるのは間違いない事実であり、全く悪い気はしない、というかめちゃくちゃ嬉しい。自分のような人間のために作品に携わった監督、女優、全てのスタッフと天に感謝の祈りを捧げる。

 

悪魔が言った。「借りちゃおうぜ!」

 

 

 

「あ、じゃあ借りちゃいま―――――す!!」

 

 

 

悪魔と店員の完全勝利である。

 

店員「その温泉のだけでよろしいですか?」

 

「いえ、全部借りちゃいまーーーーーす!!」

 

 

まだ戦いを続ける紳士たち、いや戦友たちに軽く会釈をし、

暖簾を店員と共にくぐって、18禁コーナーを後にする。

 

 

店員「返却は一週間後になります。ありがとうございました!またお越しください!」

 

 

完全にのせられてしまった。

でも全く悪い気はしない。

 

いい借り物をした。

おそらく、1週間どころか3日以内に私はまた来るだろう。

 

あの店員はまた私に積極的に話しかけてくるだろうか。

 

今度は負けないぞ。

 

再び、あの暖簾をくぐる日に胸を膨らませ、

家路につくのであった。

 

 

 

 

絶対にこうなるのでTSUTAYAの18禁コーナーにアパレル店員を置かないでください。

 

 

 

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